こんにちは 日本共産党宮内きんじ です
 ここでは、すさ民報などに掲載した主な記事を紹介します。 全紙面は すさ民報のページを開いてみてください
椿西小学校 屋内運動場建設工事 落札率 99.1%
 2005年6月定例議会蛾9日から始まりました。

 議案の中には「椿西小学校屋内運動場改築工事の請負契約締結について」議会の同意を求めるものがあります。契約の相手は協和建設工業株式会社代表取締役田村充正さんです。契約金額は2億3614万5000円。

130万円の間に9社

 この工事の請負業者を決める入札は9社の指名競争入札で行われました。予定価格※注 2億2700万円に対し、落札価格が2億2490万円と差額わずか210万円、落札率99・1%となっています。入札に参加した9社は、0・5%のわずか130万円の間にひしめいています。

※注 入札では、消費税額は含みません。そのため、予定価格は入札比較価格と表記してあります。ここで予定価格というのは入札比較価格のことです。落札後の契約金額は消費税額5%を加算しています。



公平公正は市長の大きな政策だがどう考える

 宮内議員は質疑で次のように質しました。(要約しています)

宮内議員 入札の経緯について、予定価格、入札比較価格と合わせて、入札の経緯、落札率をお知らせください。
教委事務局次長 手元に資料を持っていません。
宮内議員 数字に不安がありますので確認したのですが、私の資料では、入札比較価格(消費税額を加えたものが予定価格)は2億2700万円、落札金額は2億2490万円、落札率99%です。1%のなかに9業者がひしめいているわけです。最近の橋梁工事の関係では94%の落札率で談合ということが言われています。99%ということについて、市長はどう思いますか。公平公正な行政というのは市長の重要な政治姿勢といわれています。
野村市長 一定の金額以上は予定価格の公表を行っている。高率の落札ということについては、地元産材の使用などかなりキツイ設計にしていることや業者の厳しい状況などが影響したと考えられる。行政側の問題ではない

非常に疑問が残る  委員会審議に期待

 市長は予定価格を公表しているのだから、行政ではなく業者の事情による結果だという姿勢です。しかし、疑問が残る結果であることは誰の目にも明らかです。ただ、この結果だけで「談合」と断定することもできません。この議案は教育民生委員会に付託されました。委員会での審査に期待するところです。

椿西小学校屋内運動場改築工事   (単位  千円)
予定価格(税込) 238,350
入札比較価格 227,000
1 協和建設工業 224,900
2 波多野建設 225,100
3 松村建設 225,300
4 萩土建 225,400
5 小橋組 225,600
6 中原工務所 225,800
6 田村工務店 225,800
8 田中建設 226,200
8 野稲組 226,200

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