宮内きんじの鎖骨骨折日記
2005/10/01〜2006/2/7
 初めての骨折から2週間。仕事に復帰したものの本格的な活動はまだ無理。クラビクルブレースに縛られた回復期の様子を記して見ました。骨折とは大変なものです。

10/01     13

いよいよ10月になりました     
 今日は土曜日。日曜版の配達です。すさ民報の原稿がまだできません。明日はそばの花祭りなので、午前中から午後3時まで準備にかかりました。
 民報ができて配達し始めたのは午後7時。先週のように妻が運転して配ります。終了したのが午前0時でした。
 この日はつかれて写真も撮らずに、風呂に入れてもらうとベッドに直行。
10/02    14


骨折から2週間

かなり黄色が薄くなりました
 今日は、そばの花祭り。朝5時40分に起きて日曜版の配り残しを配る。そば粉を取りに2`先まで車に乗っていく。10`袋に入っていても、かかえるとかなり応える。
 朝7時に会場へ。準備も重たいものはみんな運んでもらう。申し訳ない。天気は雲が低い。作業机の配置、釜の配置など協議しながら進める。でも、そばを打ちたいと思うが、どうもできそうにない。準備ができたようなので、そば打ち体験の係になって、そばうち作業のところからはなれる。口で言いながら、教えるが片手でやるので、体験者も片手になる。両手でやってくださいと何回も言わねばならない。延べ棒を使ってみるが、やっぱり痛い。姿勢がとれない。

 時折、雨が襲ってくるが午前中は何とか持ち応えた。しかし、昼になって一番客足が伸びる頃、激しい雨に見舞われる。これでは、舞台もその他の行事もできない。急きょ舞台を中止し、カモレースも中止。
 午後は1時ごろから小雨。2時すぎに よさこい隊が踊る。最後はもちまきだったが、配って終わり。
 後片付けは、テントの下だけ。そば道具は屋根の下に仮置き。生ビールの残りで5人がしぶとくやっている。7時になって暗くなり、事務局係と私は5人を置いかえる。
 妻が風呂に入れてくれた。今日はそのまま寝る。肩が張る。
10/3     15

1週間前と比べると、黄色が薄くなってかなり回復しているのがわかリます。
 そば祭りの片付けを急に午後から行う。明日は雨になりそうなので・・・。昨日雨にぬれたテントをたたむ。重たいものを持てないが、片手で少し運んでみる。しかし、いくら右手と行っても、左の骨折に響き、どうもつづけることができない。高齢者に重いものを運ばせて申し訳ない。午後3時ごろにはほぼ片付く。3時からかものはら果樹園のリンゴ狩りのコマーシャル打ち合わせでケーブルTVのT.N.さんがやってくる。リンゴ畑まで乗せて行ってくれ、打ち合わせを済ます。その後また、片付けのところに行くが、誰もいない。そばうちの道具が残っているが車もなく、力もないので運べない。
 夜は風呂に入ってパソコンに向かうも、長続きしない。

1週間前9/28の写真
10/04      16


正面から写したレントゲン写真


下から写した写真
 2週間ぶりの通院。経過は良好とのこと。骨の回りにもやもやっとしたものが巻いてきている。これが骨になるようです。でもまだ骨がついたとはいえないので、注意しながら、日常生活は普通にしてもよいとのこと。
 重いものも持ってよいかときくと「だめ」「無理するとまた離れる」ので、自分で判断しながら慣らすしかない。
 「クラビクルブレースははずしてもいいですか」と聞くと「それはまだ着けたままで様子を見ましょう」と1カ月後の再通院を決めました。
 最低あと一月は、クラビクルブレースに縛られたままということです。う〜ん気が遠くなる。
 午前中で帰ってこれました。
 午後、リンゴ畑に行き、少し袋はがしをやってみる。そのとき、油断したのと調子が良いのとで、思わずリンゴに手を出したら、ガックっ〜!と痛みが襲いました。
 う〜〜ん、こりゃダメ。ちょっと逆戻りしてしまった。
 作業をやめて、リンゴの写真をとって帰りました。
 車検に出していたマイカーはまだ帰って来ません。代車を頼むと軽自動車を貸しましょうと返事。
 
10/05       17

かなり黄色が薄くなったでしょう
 昨日の激痛から骨折部が少し痛みます。朝からシップを張っていました。
 朝、代車の軽自動車が届く。社長も膝を悪くしていて歩きにくそう。

 20`先の医院に入院中の人から来てくれという電話があり、自分で車を運転して出かけました。長時間はとてもまだ無理だとわかりました。
 午後は、痛みのためベッドで横になる。夕方にそば道具の片付けにいく。誰かが運んでくれていました。残りを少し片付けました。まだ釜が残っています。重いのでやめときました。
10/06      18
 そば祭りの疲れも取れ、リンゴ畑の袋はぎ作業を少しやってみました。 まだ、長時間はできませんが。休みながら低い所はできます。
 リンゴの薬剤散布もやろうと思いましたが、バッテリー充電に時間がかかり断念。
まあやらなくても何とか持つかもしれません。
10/07       19
 今日は金曜日。またまた、すさ民報の原稿作り。いくつか原稿がありましたので、目安はつきました。
 胸の黄色はどんどん薄くなっています。肩も動く範囲が広くなっています。
 近所に住む鎖骨骨折の先輩が、クラビクルブレースを貸してくれました。ありがとうございます。どうしても汚れてしまいますが、一本では洗濯ができません。助かります。

10/08      20

今日で20日目です
かなりの回復です
肩の上に赤黒い後があありましたが、もうほとんど見えなくなりました
クラビクルブレースも一人ではずせるようになりました
 午前中はすさ民報作り。午後2時までかかりました。その後、明日の保育園の運動会の準備。妻が保育園の会場設営に行きましたので、私は弁当のおかずを作りました。来客、電話の応対で十分できませんでした。ベーコンまきをつくり、卵焼きの途中で妻が帰りましたので、中止し、日曜版の配達に行く。
 帰宅が午後9時30分。晩飯食って風呂に入り、寝ました。
 長時間車に乗っていると疲れますね。来週ぐらいから自分で運転できるかもしれません。
10/09      21

どんどん色が引いて行きます
 今日は弥富保育園の運動会。子どもは10人。でも楽しい運動会でした。10人は朝からずっと出演。午前中で終わり、弁当を食べて解散。もちまきも行いました。後は恒例の反省会。昔の保育園の反省会は夜遅くまでやっていたようです。ちょうど向が保育園です。声が聞こえていました。いまは非常にこじんまりとしています。2次会は我が家で午後9時までやりました。いろんな話ができて良かったですよ。
 運動会でも重いものはまだ持てません。役立たずを実感しました。
10/11     23

もうほとんど色が消えています
 薬局に頼んでいたクラビクルブレースが入荷したと言う連絡がありました。もう断ろうとしていたところでしたが、一度頼んだものなので使うことにしました。
 肩の動く範囲が少しずつ広くなっていきます。でも無理は禁物と言われています。
 10月10日、11日はわが弥富の鎮守、丸山八幡宮の秋祭りです。10日夜は神楽舞がありました。写真のページにいずれ掲載します。今日11日は、子ども相撲大会でした。ひょっとしたら行司をせよといわれていましたので行きました。まわしの着け方を習いました。6年生になるといい相撲を取る子もいます。楽しいですね。私も高校生の時にクラスマッチで、回しを締めて相撲を取りました。がっちりと回しが引けると、小さい私でも結構楽しいですよね。2戦2勝でした。
 丸山八幡宮は昨年、失火から本殿が火災になりました。現在は、修繕され火事があったとは思えなくなりました。
10/12      24
 ミヤタマモチの稲刈り。アイガモ農法で作った無農薬栽培のもち米を刈りました。例年通り、外周部は良くできています。しかし、中の方はいまいち。稲刈りコンバインに乗りましたが、片手で操作は可能。グレンタンクに溜めダンプカーで運び、乾燥機に張りこんで終わり。2時間ぐらいでできました。
10/14     26
 前日から新しいクラビクルブレースを装着。病院でもらったものよりチョッと増し。痛みもかなり減ってきました。でも、先日コメの乾燥機の下の方をのぞいたとき、思わず床に手を突いたらギクッとした痛みが走りました。まだまだ完全復調とは行きません。
 すさ民報の編集もキーの両手打ちはまだうまく行きません。そのうちなんとかなるでそう。「しょう」が「そう」になるんです
10/15      27  ちょうど4週間。骨はかなりくっついたんでしょう。チョッと動かしたぐらいでは痛みがなくなりました。
 しんぶん赤旗日曜版の配達。午後9時に帰宅。
10/16     28  山口市で山口県赤旗まつりが開かれ、須佐・田万川から65人が参加。私も大型バスで行く。行きも帰りもガイド席なのでイスに腰掛けることはありませんでした。長時間の外出で、チョッと疲れました。帰宅後、風呂に入り、すぐに就寝。
10/17      29  本日は母が留守。よって第5子の子守。自動車に乗せてつれまわる。夕方はおかずを一品と思い、味噌汁を作ったところ娘二人には好評。妻はなんじゃこれ。豚肉入そば団子を落としそば味噌で味付け。しそのみを入れて風味を加える。包丁も両手が短くしか使えないので、やりにくい。骨からその上のスジにかけて、つっぱり感と疼痛があるのでシップ。
10/18      30

じゃじゃ〜ん 本日1カ月目
 写真を撮るのを忘れました。最近、自分で風呂に入ることができますので、写真を忘れてしまいます。クラビクルブレースの着脱がまだできません。これは最後までできないでしょう。久しぶりに2番目の息子といっしょに風呂に入る。片手で頭を洗っていると手伝ってくれました。
10/20      32  リンゴの袋をハイでいます。私はしたの内袋しかはがせません。もうすぐリンゴ狩り、看板設置もしてまわらんといけんのですが、リンゴの色をつけるのが先ですね。
 今日は上の男の子といっしょに風呂に入る。ひげをそって湯船に入ると、狭いといけないと思ったのか、すぐに上がってしまいました。
10/21      33

骨折の痕は外見では全く分からなくなりました。鎖骨が飛び出しているのがわかるでしょうか。
 今日は金曜日。またまたすさ民報の編集です。今回はカエコの独り言がありますので、少し楽です。鎖骨も大分良くなり、外見からは何の痕も見えなくなりました。ただ鎖骨が飛び出して変形したのが良くわかるようになりました。
 新しく購入したクラビクルブレースです。こっちの方が帯が広く違和感が少ない。背中の当たりも柔らかい。税込みで4200円でした。
 息子(1)が写真を撮りました。ぶれていますがこのサイズなら何とか見られます。襖の張り紙はファッションではありません。子らの仕業で大破れを適当な紙でふさいだものです。
10/22      34

自分で撮った写真です
骨の飛び出し変形がわかるでしょうか。
 今日は午前中、近所の人の葬式で萩の斎場にいく。58歳イノシシ年、私と一回り違うのですが、数年前から仕事を辞め療養中でした。時々来ては話をしていました。午後は会議。夜と朝、日曜版配達です。
 鎖骨変形による骨の飛び出しがわかるでしょうか。「あんたは肉が厚いからようわからん」とは妻の言葉。そうかもしれません。いや、そうですね。
 
10/23    35  今日は須佐、田万川の小学校5校PTAによるバレーボール大会。昨年、初出場した私は今年もと思っていましたが、どうもこの大会には参加できません。身体は動きたいと思っても、この身体ではできません。残念。弥富小学校チームは1チームがソフトバレー第3位でした。おめでとうございます。懇親会には参加しました。
10/26     38  まわりの動きが激しくなって、私もじっとしていることができなくなりました。お見舞いをいただいた方々がに「快気祝」を届けて回りました。医師から回復したとはいわれていませんが、動き回るためには「快気」にしなければやりにくいですから。
10/28     40  骨折から40日目です。かものはら果樹園のリンゴ狩りオープンが11月1日です。今日からケーブルテレビのコマーシャルも流れます。看板立てと看板作りを行いました。大きな看板がありますので人を雇いました。
11月4日    47
 病院で診察を受ける
1カ月ぶりの受信です
一人で運転して行きました


正面からの写真

こういうところが映っているのではないかな

レントゲン写真を見ると
折れた骨の周りにモヤっと骨がまいてきているのがわかります






下から写した写真

下からのイメージをつかみやすくするために
鼻の穴とビーチ区を見せています
見苦しいのですがこらえて下さい
11/17   60

骨折後ちょうど2か月

鎖骨の骨の飛び出しがわかります

もうほとんど痛みはありません 腕を上げたときにチョッと違和感を感じることはあります
農作業でリンゴ箱を抱えますが 問題ありません
ジュース20本でビンを入れると30キロになりますが  かかえました
続けて運ぶと後が大変なので 適当にやっています



折れた左鎖骨が太い

   
こんなに違います
わかりづらいかな



12/13    86

一ヶ月ぶりの通院

議会一般質問がありましたが、30分遅刻で済みました


正面からのレントゲン写真

折れた骨の周りに骨ができています。白く、もやっと折れた骨の周りを巻いています。骨が太くなったのもうなづけます。
医師曰く「骨がつきましたね」「もう痛くないでしょう」

クラビクルブレース(鎖骨締帯)ははずしてよいとお墨付きをもらいました。
でも、まだ時々、重いものを持った後や車を長時間運転した後は少し痛みます




斜め下から写した写真

しかし、3ヶ月間連れ添ったブレースちゃんとのお別れは嬉しくもあり、寂しくも…ないなあ。楽になりました。


れで通院も終わりかと思っていたんですが、2月にまた来いということになりました。

 雪が降る頃には治るだろうと「雪だるま」の壁紙にしましたが。まさに今年は、12月から大雪でした。これも骨折の所為でしょうか。天のみぞ知る。
06/02/07   142

じゃ〜ん終わりました

06年2月の鎖骨正面
正面

骨折して5ヶ月
主治医からやっと
 「もう通院しなくてもいいですよ」
というお墨付きをいただきました
M医師も満足そうでした
06年2月の鎖骨斜め
斜め下から上に

写真のとり方が悪くて 蛍光灯が映ってしまいました
鎖骨の折れた骨の周囲を骨がまいています
 腕を上げても大丈夫というのを確認し
裸になって骨の状況を目視
少し骨が太くなっているでしょう
概観はあまり変わりませんね
変形もほとんど無い
と確認して

おわり
 みなさまの 心遣いに 深謝します

 迷惑をかけた小学生や家族の方々 先生 地域の方々に あらためて お詫び申し上げます
 また 病院へ運んでくださった 救急隊員  診断し 見守ってくださったM医師 結果を見れば M医師の見立ては正解だったということが よくわかります ありがとうございます 鎖骨骨折がどんなものか 全く情報不足の中で 患者の立場で 教えてくださった Dr.OHモリ 感謝しています  
 そして 苦しいときに助けていただいた Nさん Iさん家族  農作業を替わってやってくれた従兄弟二人   沢山の人に支えられました ありがとうございます  
 お見舞いを下さった方々 心配してくださった地元のみなさん 市民のみなさんに あらためて 心からお礼申し上げます
 そして 最後に 家族のみんなにも 感謝したいと思います 作業ができなくなって 一番負担をかけた 父母 大事にしようと気を使ってくれた子ら  そして 何より 妻の献身があったから 骨折の痛みと苦しみが和らぎました ほんとうに 家族の絆を 実感した骨折騒動でした 
 
 この経験を生かして 二度と骨折という場面に遭遇しないように 身体を鍛え 心を鍛えていかねばと思っています ご愛読いただいた皆様に 決意を述べて お礼の言葉にかえさせていただきます

 以上で「鎖骨骨折日記」の全てを終了します

        2006年 2月 8日     宮内きんじ 
Vol.T その瞬間から議会に復帰するまで 05/09/18〜05/09/30

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走る内科医OHモリの