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なるほど法話 海 潮 音      


案内 第1話  法話「海潮音」が本になります    

 このたび、法話「海潮音」が本になることになりました。この法話は昭和五十八年から始めましたので、すでに21年以上が経っています。

当初は「三分間法話」というタイトルでしたが、平成4年に「海潮音」というタイトルに変えました。

当山は寺号を「海潮寺」といいますが、本堂におまつりしてある本尊様が観音菩薩様ですので、『観音経』の「梵音海潮音」という言葉からとって「海潮寺」としたと寺伝にあります。私も同じ理由で「梵音海潮音」にもとづいて法話のタイトルとしました。

タイトルの話は本題ではありませんが、平成12年の元旦にはインターネットのホームページを開設し、「なるほど法話 海潮音」というタイトルをつけて、毎月の法話をインターネットでも読んでいただけるようにしました。本サイトです。

実は、私のこのホームページを東京の誠信書房(心理学などを扱う専門書出版社)の濱地さんという方がお仕事の関係でご覧になったそうで、法話をまとめて一冊の本として出版してはどうかというお手紙を昨年の5月にいただきました。

インターネット上に法話を公開していますと、こんなこともあるのですね。もちろん、私としては有り難いお話と受けとめ、濱地さんとメールで連絡をとりながら出版に向けての準備作業に入りました。

本のタイトルは『なるほど仏教―禅の法話に学ぶ』といいます。お盆の間も原稿に手を入れながらのお盆でしたが、人間は気持ちの持ち方一つで、グッタリ疲れるかと思えば、そうでもなかったりするのですね。

11月には初校、年が明けると再校と事はどんどん進みました。挿入画については美大に行っている三女の智子に描かしてみたところ、出版社も気に入って採用してくれました。

誠信書房のホームページには、既に「新刊案内」の中に本書が紹介されています。

それによりますと、刊行予定は来る3月4日となっていますので、もうすぐです。

因みに、同「新刊案内」には「本書は、著者が二十年にわたって毎月書き溜めた法話をまとめ、書き改めた。宗教や仏教に留まらず、生活、社会、文化など私たちの身近なテーマから自然や科学に関する話題まで幅広く取り上げ、明快な切り口で語り説く。掲載の法話はどこから読んでもよく、現代に生きる私たちに大いに参考になる内容となっている」と紹介してくれています。

檀信徒の皆様には各家に一冊謹呈させて頂きます。近々、出版社から届くことと思いますので、ご期待頂ければと存じます。また、お知り合いの方にもご紹介頂ければ幸甚に存じます。 (平成17年3月)

音声読み上げ機能については、日本アイ・ビー・エムの「ボイスらんど」のページ(http://www.ibm.com/jp/voiceland/)をご覧ください。