仕掛けはウキ流し釣りそのままです、ウキを除き潮の強さに合わせオモリを取替え竿をシャ
クリ撒き餌を振り出したり誘ったりします、いきなり竿にアタリが届き魚の動きが手に取る様
にわかります。喰いの立った時には手返しも早く大漁につながりますが、撒き餌に魚を引き
寄せる釣りで餌の消費は多くなります。
八里ヶ瀬の遊魚船における大型マグロ釣りの釣法は 大きく二通り有ります。
① 係りでの撒き餌釣り、ここではオキアミの撒き餌で針餌はオキアミや鯵・鯖・イカ等の活餌を
使います。 (マグロのヒットを期待しながらズボ釣りを楽しみ時間を過ごせます)
② マグロを追って活餌の泳がせ釣り、(マグロへの期待は膨らみますが、ナブラや鳥山を追い
かけるためマグロがヒットしない限りなにもすることはありません)
松方氏のギガラッキーも何年も何十日も費やしての巡り会いです、多くの漁師が振り回され涙を呑んで
ます、しかし憧れは何にも代えることが出来ません、できる限りの案内で応えますが海に出れば
どこかに居るはずだとはいきません、可能性の全くない釣りには案内しません、こちらから中止の
要請をすることも有ります。
下記の仕掛けで撒き餌を振り出したり誘いを掛けながら潮に乗せポイントを探りながら流しま
す、魚が食いつくと1m以上ある棒ウキが一気に海中へ引き込まれ、これが堪らないという
釣り人が多いです。
釣りのポイントは誘いと撒き餌の出し方です、大きく竿を動かし撒き餌を振り出すと共に仕掛け
の針を踊らし魚の気を引き付けます、ここで大きく釣果に差がでます、良く釣れてる人の真似
をするのが釣果アップの早道です。(撒き餌の流れや針の動きをイメージすることが大事です)
ロッド・リール
マグロの大きさは20kg程度から200kgオーバーと幅広く、対応するロッドやリールは多種多用な
ものがありますが小型タックル(50ポンドリール)で100kgオーバー゚を狙う方法を記します。
大型マグロ釣りではラインの太さもさながら、その疲れを知らない走りの速さから、巻き糸量は
絶対必要不可欠です、しかし走らせている分にはそれほど張力を掛けません、(ここで油断していけ
ないのは、手元では僅かな力と思っていても200m以上のラインを高速で引き出している針元
には海水との抵抗で手元の数倍の力がかかっていることです)実際に力比べとなるのは船近くまで
引き寄せてからとなります、そこで20~24号(80~100ポンド)ラインを巻き、リーダーに30号ハ
リスを50m結節すれば十分対応できます。
大型タックルからサイズダウンはこの逆にすればいいでしょう。
120ポンドリール 170ポンドラインに針直結
活餌ではケプラートも利用してますが、刺し餌が
オキアミの場合はそのまま針直結です。
マグロはとても目が良いと思います。
結節
ライン同士の結節はいろんなものが公表されていますが、まずはその結節が自分のロッドガイドを
通ること、そしてその結節を自分のものにすることが大事だと思います。
以前20号ハリスを使ってライン同士、また針の結節を切れるまで引っ張り比べてみたところ、たしか
に強度に差がでましたが強いはずのものが負けたことがありました、これはきちんと結べてなかった
ということです、結んだ後はしっかり引っ張ってみてください。
結節方法や種類に関しては皆さんの方がずっと詳しいと思います。
50ポンドリール 三つ編みのライン結節