境 内 案 内 松陰神社本社 明治四十年(1907)創建。現社殿は昭和30年(1955)に竣功しました 末社 松門神社 現社殿の竣功に伴い、それまでの松陰神社社殿を移築し、松陰先生の塾生・門下生を御祭神として昭和31年(1956)創建されました。 松下村塾(国指定史跡)
松陰先生が安政4年(1857)主宰した私塾。移築ではなく、当時からこの位置に建っていました。ここで、明治維新を成し遂げた、数多くの人材が育ちました。 吉田松陰幽囚ノ旧宅(国指定史跡) 松陰先生ご実家、杉家の旧宅で、当時よりここに建っていました。天保年間に建てられたといわれ、瀬能吉次郎の持家を借りて住んでいました。安政2年(1955)12月、萩城下の野山獄より出牢した先生は、この邸内の3畳半の1室に幽囚されます。ここで家族などに対して講義を行われ、これがやがて松下村塾の教育に発展して行きます。
花月楼(山口県指定有形文化財) 江戸時代の茶室。松下村塾出身の品川弥二郎が、これを建設した萩藩第7代藩主毛利重就の遺徳を偲び、自邸内に保存していたのを、昭和34年(1959)、神社境内に移築したものです。
吉田松陰歴史館
松陰先生のご生涯を、70体以上のろう人形で再現した珍しい展示施設です。内部は20の場面に別れており、どなたにでも理解しやすくなっています。 入館料 : 大人 500円 中高生 250円 小学生 100円
*団体割引などございます。![]()
石碑「親思ふ・・・」
「親思ふこころにまさる親ごごろけふの音づれ何ときくらん」、松陰先生が安政6年(1859)10月20日付けで家族に宛てた遺書の中で詠われた有名な和歌が彫られています。昭和37年(1962)、萩国際ライオンズクラブの承認を記念して奉納、建立されました。 石碑「明治維新胎動之地」 昭和43年(1968)、明治維新100年を記念して建立されました。揮毫は故佐藤栄作元首相です。
石碑「薩長土連合密議之處」 土佐藩の坂本龍馬、薩摩藩の田上藤七、そして長州藩の久坂玄瑞が、文久2年(1862)、このあたりにあった鈴木勘蔵の宿屋にて一堂に会し、国事を語り合ったであろうことを記念して、石碑「明治維新胎動之地」と同じく昭和43年に建立されました。揮毫は故岸信介元首相です。 石碑「明治九年萩の變七烈士殉難之地」 松下村塾出身で、明治新政府で参議に任ぜられていた前原一誠が起こした萩の変より、130年となることを記念して、平成18年(2006)12月3日萩の變130年祭に併せてここに移設されました。 この石碑は、明治9年(1876)、萩の変で殉難した、前原一誠をはじめとする7烈士の遺徳を顕彰するために、萩の変より100年にあたる昭和51年(1976)年に建立されたものです。元は7烈士が処刑された萩市恵美須町にありましたが、諸般の事情により、ここに再度建立されました。